お疲れ様です。
嫁が生み出した謎の生物、親子丼うまみです。
本日は、東京電力ホールディングスの第二四半期決算でした。
さっそく中身を読み解いていきましょう。
決算情報漏洩によるフライング発表
さっそくやってくれる会社ですね!
基本的に大企業あるあるだと思っているのですが、機微情報にアクセス出来る経営層の中にマスコミに情報をリークして副収入を得ている方がどこでもいらっしゃいますよね。
その場合は、下記のパターンに入ります。
<大企業情報漏洩あるあるのパターン>
①機微情報のリークされた記事が出る
②即時にリーク記事を否定する発表を行う
③当初計画通りにリーク記事と同内容が発表される
東京電力さんも例に漏れず、しっかり情報漏洩しています。
こういうのは内部でもお互いに疑心暗鬼となり、見つけるのは難しいんでしょうね。
決算発表は16時以降でしたが、14時半には日経新聞様から、”東京電力HDが9期ぶりに連結最終損益が140億円前後で赤字転落”の記事が発行されました。
記事が出るや否や、東京電力株は一気に売り込まれ▲6%以上の暴落となりました。
東京電力HD(9501) 2Q決算結果
気を取り直して、中身について確認していきます。
今回決算のキーワードは概要ポイントにもある通り、下記2点ですね。
■売上高が販売電力量及び燃料調整額の期ずれ影響により下方修正
■当期の通期純損益見通しを△670億円から▲160億円に修正
特に考察する事は無いんですが、燃料調整費については原油価格の変動に追随して利用者へ還付もしくは徴収していく仕組みです。東京電力HDとしては先行で燃料費を支払って発電→売電する事となりますが後々利用者から回収するので特に問題視していません。
ただ赤字転落というのは気になりますね。
国有企業として最終損益なんて何とでもなると思いますが、敢えての赤字着地なのでしょうか。
3~5か月ずれて適用される燃料調整費が一般家庭の電気料金に加算され始めると、うまみ含めて全てのユーザーは電気料金の値上がりを体感する事になるでしょう。
となると、原油やLNG価格に連動しない安価な発電を!との機運が高まり、脱炭素の潮流からベース電源となりえるのは原子力発電だけとなります。原子力発電の必要性が公に議論できる世論が形成され、東京電力に関しては現在立ち入り検査が始まった柏崎刈羽原発の再稼働が急がれるのでは無いでしょうか。・・・考えすぎ?笑
燃料調整費はどの電力会社においても使用量に比例して賦課されるので、原油価格高騰の影響を受ける今年の冬は毎年より家庭の電気代に注意を払う必要がありますね。
今から電気代を先行で積立ておかねば・・・。
あと数年はそもそも株価がテクニカルチャートとして機能するレベルに無いので、今回の数パーセントの下落は気にせずに、脳死してコツコツ積立していきたいと思います。
▲うまみの現在の投機戦略及び東京電力考察はこちらです▲
以上、親子丼うまみでした!
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