犯罪者は男性でしょう!男女差による犯罪行為を調べてみた。

その他

某日、親子丼うまみ周辺で起こった出来事・・・。

親子丼うまみ
親子丼うまみ

子供は少しでも幸せになって欲しいから女の子が良いな~。

妻

おいちょっと待て、女性の方が幸せってどういう事?!
男性が衝動的に犯罪を犯すから、女性は常に犯罪に遭う恐怖を持ちながら生活しないといけないから不幸だよ。

親子丼うまみ
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ちょっと待ってくれ、それはつまり男性は全員犯罪者予備軍ってこと・・・?!

男性は衝動的に犯罪を犯し、犯罪者の殆どは男性、被害者の殆どは女性である。

確かに気になる所ですので、後学の為に数値データで見てみたいと思います。

結論

・犯罪者の性別による”割合”によって、性別による犯罪者を推定する事は不可能。

・割合による評価は分母と分子の関係でしかないので、逆に実態が見えない。(女性が男性を殺そうとしても、身体能力の差により未遂になりやすい等)

・犯罪の件数は景気、失業率に比例する。失業率が低いと犯罪発生率も低い。

性犯罪について女性の被害者が圧倒的に多い。性犯罪は実態を掴む事が世界的にも難しい犯罪であり、各国法律や定義が曖昧で文化的に差異が出る国家間で比較する事は難しい。

・性犯罪以外について男女は同等程度で推移しており、一概に男性は犯罪者と言う事は断定できない。

日本国内の犯罪者/被害者の男女別動向

では、まずは日本国内の犯罪者の性別動向を調査してみます。

一次情報として、内閣府 国家公安委員会 警察庁の「令和4年度 犯罪統計資料」を活用します。

令和4年度 犯罪者(被疑者)の男女別割合

犯罪者(被疑者)側のデータには「第8表 犯行時年齢・性別 検挙人員」を採用します。

親子丼うまみ
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ほぼ、男性が犯罪者やないかーい!

全体の89%が男性による犯行であり、犯罪者になるのは圧倒的に男性が多いという事が分かります。
特に、強制性交、強制わいせつについては99%が男性となっています。

この結果から、「犯罪者=男性」というイメージが世間の一般常識になったと考えられ、課題である「犯罪者は殆どが男性である。」という事は、言い切れる。と分かりました。

令和4年度 被害者の男女別動向

被害者側のデータには「第7表 被害者の年齢・性別 認知件数」を採用します。

被害者は犯罪内容によって傾向が異なります。
やはり、強制性交、強制わいせつの被害者となりえるのは96%が女性となっています。

ただ、全体の被害者割合は男性が59%、女性が41%となっており、実態として犯罪というのは男性から男性に対するものが最も多い。という事が見て取れます。世間一般のイメージと違いますね。

これは報道機関の情報が視聴率の取れるインパクトのある犯罪にフォーカスして報道される事が多い事によるミスリードが真実であり、課題である「被害者は殆ど女性である。」という事は、言い切れない。と分かりました。

世界の犯罪者の男女別動向

世界の各種犯罪について追跡しようとしましたが、犯罪種別が国別で定義がバラバラで難しい為、殺人に絞って見ていきました。

一次情報として、「Global study on homicide 2019 edition」を活用します。

About 90 per cent of all homicides recorded worldwide were committed by male perpetrators.

At the global level, men are around four times more likely than women to lose their lives as a result of intentional homicide: sex-isaggregated data on homicide reveal that the shares of male and female victims remained very stable, with roughly 80 per cent of all homicides committed globally involving male victims and 20 per cent involving female victims.

Source: UNODC(Office des Nations unies contre la drogue et le Crime) Global study on homicide 2019 edition

世界の殺人事件は、加害者として男性90%、女性10%により引き起こされ、犠牲者は男性80%で女性20%という比率です。男性の方が女性より4倍殺されやすいという事です。

日本の殺人事件は、加害者として男性75%、女性25%により引き起こされ、犠牲者は男性56%、女性44%という比率です。

親子丼うまみ
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日本は世界に比べて、女性が男性を殺している・・・だと・・・?

なんて話になったら発狂する人が続出しそうですね。

そもそも単純な比較は出来ないんです。日本は殺人事件の分母が少な過ぎて男女割合の信頼性に疑問が残ります。また、世界では銃火器による殺人が54%を占めています。日本では銃火器の所持は基本的に認められていません。

うまみは、米国のように女性が銃火器を持つようになれば筋力で勝てなくても射殺出来るので、男から女への一方的な殺人事件は減る。と思っていましたが、犯罪件数自体が増えるという事でしょうか。

性暴力の世界的動向

日本ではすべての犯罪、世界では殺人にフォーカスして調査しましたが、やはり女性が被害者となる確率が圧倒的に高い女性に対する性暴力について、世界の動向を調査してみました。

異性に対する性暴力は、世界的共通の大きな問題です。

一次情報として、「World Population Review Rape Statistics by Country 2023」を活用します。

Rape Statistics by Country 2023

Source : World population review

人口10万人当たりの強制性交の被害に遭う人数を主要な国別に絞って比較してみました。

男女平等が進めば性犯罪は減るかと言われると、そういう事は無い様です。
先進国である米国や英国は、日本の27倍の確率で性犯罪に遭う可能性があります。とも言えます。

しかしながら、そもそも国際的な比較をする事自体に無理があるという事も理解出来ました。

一部の国では、合意の性交でも強姦になったり、夫婦間では強姦が成立しない国があったり、未成年で定義が変わったり、2017年までの日本の様に”男性に対する強姦”はありえないものとして統計に含まない国もあります。文化の違いで泣寝入りしなければならない国もあります。

グラフでは、北欧のスウェーデンが63.5人と性犯罪大国に見えますが、これは下記の理由でした。

During the years 2013-2017, Sweden averaged 64 reported rapes per 100,000 inhabitants—a rate that tied for the highest in Europe. However, when the data was examined, it became clear that Sweden’s high numbers were fueled in large part by Sweden’s broader definition of rape and more inclusive reporting rules compared to other European countries. When the data was recalculated using Germany’s narrower guidelines, for example, Sweden’s average reported rapes per 100,000 people fell from 64 to 15, a decrease of 326.7%.

つまり、強制性交の定義がスウェーデンは広いので犯罪としての件数は増加する。ドイツの定義を採用すると大幅に減少します。

さらに、上記は2国間だけで単純に比較したものですが、100ヶ国以上を統一の定義で統計を取ったものは存在しません。

The goal of the above example is not to imply that Sweden’s definition of rape is too broad, or that Germany’s is too narrow. Nor is it meant to minimize the severity of rape or downplay its frequency. Rather, it is to point out the massive impact that differences in legal definitions, recording methods, and real-world reactions can have on a country’s rape statistics. 

つまり、日本以外の国と比較して性犯罪件数や発生率について示しているものは、情報発信者が自分の思う方向へ意図的に考えを誘導したい。と考えられます。

うまみが調べてみて感じたこと

犯罪者について

犯罪心理学におけるアプローチは印象的でした。

犯罪は絶対に無くならないという前提の下、そもそも性差による犯罪割合等に意味は無く、個々の犯罪者は何故犯罪を犯したのか?を考える事が重要だと感じました。実際の数値データから犯罪の件数は景気、失業率に比例しており、失業率が低いと犯罪発生率も低い傾向です。

つまり、すべての人が今の生活を維持したいと願う幸せな世界を作る事が出来れば犯罪自体を無くす事が出来るという事です。皮肉ですね。

現実的には、今の生活を維持したいと願う人達を多数派にする為に、誰かを犠牲にしなければならない。という事になるのでしょうか。

また、統計データも難しいところがあると感じました。

◆放火や住居侵入の被害は男性側が多い。
 →住宅の持ち主の男性比率が高い。

◆詐欺の被害に遭うのは女性側が多い。
 →被害は70歳以降が多く、男性は既に亡くなっている年齢層が牽引。

統計データから大雑把に見えるものはありますが、結局のところ情報を発信したい人が情報を選択、加工して正しい統計情報を保ったまま恣意的に操作する事が可能。という事が分かりました。

性差の幸福度ついて

今回、性差によって幸福不幸を断定する事は不可能である。と結論付けました。

全ての根底には男尊女卑の考えが流れており、日本のみならず先進各国でも、数千年脈々と受け継がれてきた歴史を、たった数百年程度ではバイアスから逃れられない状況にあるという事です。

◆性犯罪に遭うリスクが高い女性は男性と比較して不幸である。
◆司法の場において同じ犯罪でも女性の量刑の方が軽い傾向にある。
◆男性の自殺率は高く、1920年以降男女別の寿命差は拡大傾向である。

上記を個々に議論したところで性差による包括的な解は得られず、良い面もあれば悪い面もあり、相反する双方を釣り合わせる事は至難の業でしょう。

女性には、一定以上の昇進や昇給を阻む「ガラスの天井」という現実が公然と存在し、日本において母子はセットと捉えられ、離婚後に養育費が振り込まれる割合は2割を下回っています。無給の家事労働や育児介護などを当然の如く充て込まれ、結婚適齢期に結婚して子供を産み、キャリアを捨てる事が当然のように要求されます。

男性には、一定以上の昇進や昇給と引き換えに「ガラスの地下室」という危険な仕事や長時間勤務といった誰かがやらないといけない過酷な状況に充て込まれて「使い捨てられている」現実もあります。「そんな仕事しなければいいじゃないか。それを押し付けてるのも男性である。」と言うのは簡単ですが、建前では社会システムを維持する事は出来ず、現実として残念ながら誰かが犠牲にならなければならないのです。

ガラスの天井を経験する男性 や ガラスの地下室を経験する女性もいますので、ガラスの○○は男女という括りで適用される言葉じゃなくなった気もします。

軍隊所有、原子力発電、男女差別、学歴フィルタ、世代間格差など、この国は本音と建前が多過ぎます。ただ本音で話せば良いだけなのに・・・。

ただ、今は転換期だと肌身で感じている事も事実です。
女性の社会進出が進み、男性の家事育児への理解も進み、おっさんおばさん達の古いマインドを一蹴出来る環境も整いつつ、一昔前では考えられなかった男女差による隔たりが減っている様に感じます。

転換期には転換期特有の負荷の偏りがどうしても発生しますので、こういう事を研究する大学や機関が力を持ち、政府へ提言していくシステムが必要なんだろうな。と感じました。

以上、親子丼うまみのボヤキでしたっ。

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