お疲れ様です。
あすかるが生み出した謎の生物、親子丼うまみです。
本日は、飛行機好きのエンジニアである親子丼うまみが、2022年にJAL回数修行で利用したオススメ路線を記録していきます。回数修行を選択した方は、是非参考にして下さい。
尚、2022年から燃料費高騰の影響を受けて運賃が値上げされていますので、解脱に必要な費用も残念ながら上昇しています。
<こんな人にオススメの記事>
◆最寄り空港が伊丹(ITM)で、JAL修行で回数修行を選択した方。
◆これからJAL修行を伊丹空港をベースに始めようとしている方。
◆伊丹空港発で、旅行のついでにレグ数を稼ぎたい方。
旅行費用と取得FOP/レグ数
旅費総額
航空券:62,880円(※)
交通費:9,000円
宿泊費:5,000円
外食費:4,000円
その他:1,000円
————————
計:81,880円
※上記に加え羽田空港から追加で飛ぶ場合は、その航空券代が必要です。
取得FOP/レグ数
発 | 着 | FOP | レグ数 |
伊丹空港 | 但馬コウノトリ空港 | 604 | 1 |
但馬コウノトリ空港 | 伊丹空港 | 604 | 2 |
伊丹空港 | 羽田空港 | 1,240 | 3 |
羽田空港 | 伊丹空港 | 1,240 | 4 |
伊丹空港 | 但馬コウノトリ空港 | 604 | 5 |
但馬コウノトリ空港 | 伊丹空港 | 604 | 6 |
但馬タッチを利用した旅行プラン
本記事をご覧の皆様はJAL修行を回数修行で行い、伊丹空港から搭乗されると仮定しています。
伊丹空港には、日本エアコミューター(以下、JAC)が運航する回数修行の聖地、伊丹(ITM)⇔但馬(TJH)路線があり、この路線を旅行の前後に加える事で、旅行を楽しみつつレグ数を稼ぐというものです。
当日中でも選択路線によっては計6レグは確実ですが、ゆったりした旅行プランとするべく1泊2日の旅程をオススメします。
便名 | Departure | Arrive | フライト時間 | 機材 |
JAL2321 | 8:55 | 9:30 | 35分 | ATR42 |
JAL2322 | 10:00 | 10:40 | 40分 | ATR42 |
JAL2325 | 16:55 | 17:30 | 35分 | ATR42 |
JAL2326 | 18:00 | 18:40 | 40分 | ATR42 |
寝起きが弱いうまみですが、早過ぎない開始時刻と、遅くなりすぎない終了時刻が魅力です。
搭乗ゲートから運行機材までバス移動ですので、15分前くらいには搭乗ゲートに着いておきたいですね。
休日の朝、空港ターミナルで出発を待つ飛行機を見ながら飲む珈琲は格別です。
うまみの体験談
いざ、コウノトリ但馬空港へ離陸
JACの伊丹⇔但馬路線では、フランスとイタリアのコンソーシアムであるATR(Avions De Transport Regional G.I.E)社のATR42-600という天草エアラインで話題になった機材で運行されています。
うまみも若い時は、人類の英知である四大力学の集大成、ジェットエンジン最高!という考えでしたが、やはり歳を取りターボプロップを搭載したプロペラ機のロマンが理解できる様になりました。
今回前半の但馬タッチで予約させて頂いたのは、主翼後縁部分の7A席、7D席です。
ATR42は、翼が胴体の上部に取り付いている高翼機という部類ですので、どこの座席に座っても翼が邪魔にならず、景色が良く見えます。
この席の窓から見えるシンプルな一段式フラップは、離着陸時に一番奥のフラップトラックフェアリングに記載のある角度指示デカールで、現在のフラップ角度が分かります。ニヤニヤしますね!
コウノトリ但馬空港へ着陸、直ぐに引き返す
巡航高度まで上昇して約5分、直ぐに着陸のシートベルトサインが点灯します。
空港が無い県出身の方には想像できないかもしれませんが、同じ県内の兵庫県南部から兵庫県北部へ飛行機移動です。瞬く間に到着します。
良くも悪くも田舎の空港というイメージを受けました。石川県の能登空港に似てるかな?
降機の際にCAさんから乗客へ「ご搭乗ありがとうございました。いってらっしゃいませ。」と、一人一人挨拶している中、うまみの番では「またすぐにお待ちしております。」という、普通に飛行機を利用していると聞く事は無いであろうセリフを掛けて頂きながら但馬空港ターミナルへ向かいます。
空港敷地内には、戦後初の純国産民間旅客機である「YS-11」や、共立航空撮影の「エアロコマンダー6800FL」が翼を休めていました。
昨今、「YS-11」に続く純国産民間ジェット旅客機「MRJ」が三菱航空機株式会社で開発されていましたが、コロナ禍による航空機需要蒸発で開発凍結となっており、一端の飛行機好きエンジニアとしては是非復活して欲しい。と祈っています。
無論、空港敷地外に出る時間は無く5分程展示機を見て回り、直ぐに搭乗ゲートで保安検査を受けます。
うまみはボーディング・ブリッジで飛行機へ乗り込む瞬間が堪らなくワクワクするのですが、こういう田舎の空港で直接飛行機に歩いて搭乗も、空を近くに感じる事が出来るので大好きです。
いざ、羽田空港へB787-8で離陸
さて、朝少しの早起きで2レグ分を稼いだ後、お昼前から週末旅行の始まりです。
今回のうまみは、日本航空でコロナ禍前に就航したA350-900(A350XWB)に乗ること、日本企業が製造に大きく参画したB787-8に乗ること。を目標に路線を選びました。よって、両方が運航している伊丹⇔羽田路線を使い、羽田空港を拠点に数レグ稼ぎます。
往路はB787-8で、普段は主翼周辺の座席を取るのですが、今回初めて後胴部の座席を予約してみました。
うまみの予想ですと、エンジン排気口より後部になるのでエンジン音が煩いかなぁ。と考えていましたが、B787-8のGEnXの静粛性は素晴らしく、更に空席が多く人の話し声があまりしない。というメリットがありました。
ただ、基本的に座席は前の方から予約が埋まっていく傾向がありますので、後部座席は降機時間が長くなるというデメリットもあります。まぁ、ほんの10分程度ですが・・・。
また、51列目と52列目の間は中胴から後胴にかけて徐々に絞る形状をしているので、座席数が3列から2列に変わります。この部分は他の座席より広くなっていますので、オススメの座席だと思いました。
羽田空港を中心に数レグ、東京観光も可能
お昼過ぎには羽田空港に到着します。
ここから先は、個々人の行きたい場所へ飛び立ちましょう。羽田空港ですので、何処へでも便は出ています。うまみは数レグこなした後、東京を訪問したら必ず立ち寄る場所へ向かいました。
東京メトロ九段下駅から徒歩数分の”靖国神社”です。
いつ伺っても周辺諸国の団体による反対デモがなされていましたが、あの活動費用って各国の税金から出てるんだろうか・・・?と考えながら、参拝に向かいます。
うまみの父方曾祖父は日本陸軍へ招集され、衛生兵として南方戦線へ参加し、骨も帰らずです。死後は日本に帰らず色々な国を転々と遊んでそうですが、たまに帰ってきてると信じて上京の際は参拝するようにしています。
同じ様に訳も分からず戦ってくれた馬ちゃん、犬ちゃんにも参拝。
最後に遊就館へ少し立ち寄り、神社を後にしました。
伊丹空港へA350 XWBで離陸
翌日、羽田空港で朝から数レグこなして、お昼過ぎの便で伊丹空港へ向かいます。
帰りはコロナ禍前に就航したA350 XWBを予約し、主翼後縁の38列目座席を予約しました。
搭乗した機材は、日本航空で最後の特別塗装機(JA03XJ)です。
心做しか、搭乗した時に新車の匂いがしますね。笑
乗り心地は大変素晴らしく、高い静音性と全席タッチパネルディスプレイ、AC/USB電源もあり、機外カメラの映像もあるので、飛行中の進行方向映像や離着陸時の映像等、ワクワクさせて頂きました。
伊丹⇔羽田の往復で世界二大航空機メーカー「ボーイング」と「エアバス」の主力機に搭乗しましたが、どちらも甲乙つけがたい素晴らしい飛行機でした。
再び、コウノトリ但馬空港へ離陸
伊丹空港へ戻って参りましたので旅の終わりを感じつつ、回数修行に勤しみましょう。
行きと同様に搭乗ゲートからバスで飛行機に向かい、徒歩でATR42に搭乗します。
そういえば、前項のB787-8等のボーディングブリッジを利用して登場する機種とは違い、ATR42は後方ドアから搭乗するので、1分1秒を争う方は後方の座席を取る事をオススメします。ただ、最後尾の13列目はシートリクライニングが無いのでご注意を。
この日は主翼前縁部の5A、5D席を予約しましたので、前日と違いプロペラが良く見えます。プロペラが近過ぎて離陸時のフルスロットルは、恐怖を感じるレベルですね・・・。笑
エンジンが良く見える5列目シートですが、デメリットとしては窓枠の横にもたれかかると恐らくエンジンからのブリードエア系統が内部を通っており、肩がアツアツになります。
冬場だと、ほんのり温かくて気持ち良いかもしれませんね。
そして、伊丹空港へ引き返す
あっという間にコウノトリ但馬空港へ着陸です。
昨日同様に、直ぐに引き返しの便に搭乗します。
搭乗の際にCAさんから「おかえりなさいませ。」と、再びあまり聞かない言葉を聞きつつJAL飴を頂きます。
そして、まさかのメッセージカードを頂きました。凄すぎるホスピタリティ。
何だか嬉しいような、恥ずかしいような・・・。
何はともあれ、無事伊丹空港へ着陸し、2日間の週末旅行が終了しました。
余談
ATR42から空港内バスでターミナルへ戻ります。
うまみは特に疲れてないので、バスの座席は譲って吊革を持って立っていました。
ママ~。何であの人立ってるの?
あの人は修行の人だから、修行中なんだよ。
修行だから立ってるんだね!
偉いね!(大声)
修行の意味が違うんだ、少年よ。
頼むから公開処刑は止めてくれ・・・。
伊丹⇔但馬路線は短いからこそ、修行中の同志は直ぐに分かりますし、但馬空港のターミナルで出口と搭乗口が近いので、Uターンしているのがバレます。ご注意を・・・。
まとめ
伊丹空港を利用した週末旅行では、伊丹⇔但馬路線を前後に持ってくる事により、旅行を楽しみながら最低6レグ稼ぐ事が可能です。
また、但馬空港推進協議会では定期的にキャンペーンが開催されており、回数修行の聖地と言われるだけあって訪問回数により色々なグッズが当たりますので、是非参加してみて下さい。
そして帰宅後、JAL公式さんからtwitterフォローが来てビックリしました。
今後とも、JALの翼を応援させて頂きます!
以上、親子丼うまみでしたっ。
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