【東京電力HD】電力株積立投資の出口戦略に関する考え方

電力

皆さんお疲れ様です。親子丼うまみ(@oyakodon_umami)です。

本日は、うまみが積立投資を続けている東京電力HD株の投資方針と出口戦略について記載したいと思います。うまみが積立投資を続ける理由はこちらです。

あくまでも、うまみ個人の考え方ですので、「こいつマジうましか!」等ありましたら、温かくて見守ってください。

結論

まず、結論から申し上げますと

◆柏崎刈羽原子力発電所の再稼働までホールドし続ける事
◆プルサーマル計画、再処理工場の稼働開始を意識する事
◆再稼働後は復配の動向を見つつ、一部売却していく事

以上の方針を取っていきたいと考えています。
理由は、後述させて頂きます。

判断材料

東京電力HDの財務状況

2023年4月末、2022年度の通期決算報告がありました。

2022年度1QT時の決算では 市場コンセンサスを上回る赤字拡大という事で、東京電力HDの株価は大きく下落していましたが、通期ですと赤字幅を圧縮する結果となりました。

会社予想と通期実績は、以下の通りです。

やはり、ウクライナ情勢による燃料費高騰の影響を受けていましたが、原油価格は落ち着きを取り戻したので、赤字幅が圧縮に向かったものと思われます。

さらに、各電力会社が燃料調整費の上限を撤廃し、電気料金へ燃料費の上昇を転嫁する動きから、燃料費高騰の影響は最終的には需要者負担となるのでは無いかと想定していました。

結果的に、監督官庁である経済産業省の審査を受けて値上げ幅を決めていく動きとなっています。

うまみとしては、電気料金値上げを許容する世論が形成されるタイミングというのは なかなか無いタイミングと思いますので、私が判断する立場であるなら向こう数十年のインフレや原油価格、発電構成等を踏まえての価格改定がなされるだろうという認識です。

柏崎刈羽原子力発電所の状況

短期的には、柏崎刈羽原発の7号機の再稼働が2023年10月に織り込まれています。

原子力規制委員会の「核燃料移動禁止処分」については、今月末までに何かしらの回答を出すと言われていますが、事前の取材状況から近いうちに解除する事は難しいとの認識を示していますので、直近の株価には「処分が解除されない事」が織り込まれていると考えています。

引き続き、工事遅延や外野の横やりが入るかもしれませんが、新規性基準に適合する安全対策工事が完全に完了した状態での再稼働を期待しています。

個人的意見としては、国家のエネルギー政策として「ベースロード電源 火力発電一本足打法」というのは、大変危機的な状況である。と認識していますので、一部の団体から反対があったとしても実現していくものと考えています。

原子燃料サイクルの状況

では、中長期的に保有継続するかどうか?

それは、日本各地の原子力発電所再稼働後、継続的に原子力エネルギーを活用し続けるかどうか?
つまり、国内で「プルサーマル」を確立する気があるか?という点が重要と考えています。

再処理工場の動向

インターネットの普及により関連情報へのアクセスが容易に出来る時代ですが、やはり自身が大きな資本を投下している以上、「原子燃料の再処理に関する正しい知識を身に付けたい」、「自身の目で確かめておきたい。」という思いから、実際に青森県六ケ所村に位置する「日本原燃株式会社 六ケ所再処理工場」を訪問し、「六ケ所原燃PRセンター」を通じて、再処理工場についての知識、再処理の実現性について勉強させて頂きました。

詳しくは、別記事として記載させて頂きます。

日本原燃のプレスリリースより「長くても2年以内」という言葉から、日本独自の再処理工場稼働とプルサーマル計画は 現実のものとして進んでいくと受け取り、将来的にも保有継続という判断に至りました。

出口戦略

うまみ個人の意見として、短期的には全国の原子力発電所を再稼働させていき、日本国内でプルサーマルを実現させるべく淡々と原子力新規性基準への適合工事が進められ、全国のプルサーマル指定原子炉は順次MOX燃料を燃焼させていくものと認識しています。

よって、売却 or ホールドを判断するポイントは3点と考えています。

◆柏崎刈羽原発7号機の再稼働
◆六ケ所再処理工場の稼働
◆東京電力HDの配当復活

柏崎刈羽原発6号機の再稼働や、その他BWRを利用する電力会社の再稼働については「モニターはするが、最終的には東京電力HDの復配に繋がるイベント」として、売却等の判断はしない予定です。

そもそも他電力会社が復配していないにも関わらず、東京電力HDが復配する訳にはいかないでしょう。

まとめ

繰り返しとなりますが、うまみ個人の出口戦略として、下記をイメージしています。

◆柏崎刈羽原子力発電所の再稼働までホールドし続ける事
◆プルサーマル計画、再処理工場の稼働開始を意識する事
◆再稼働後は復配の動向を見つつ、徐々に売却していく事

あくまで個人の考えですが、備忘録として残しておきます。
何かあったときは「こいつまじウマシカ!」と、笑ってやってください。

以上、親子丼うまみでしたっ。

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