【JAL修行】本州最北端、原子力発電の未来を覗く青森県への旅

趣味娯楽

お疲れ様です。
あすかるが生み出した謎の生物、親子丼うまみ(@oyakodon_umami)です。

本日は、JGC修行の第三弾として青森県三沢市、八戸市、下北半島へ観光も兼ねて飛んでみました。

JAL修行を兼ねているので、敢えて羽田経由の乗継としてレグ数を増やしつつ、前後に但馬タッチを挟んでいます。前後の但馬タッチ活用記事はこちらです。

羽田乗継とする事で、B787-8からERJ190へと複数機種に乗る事が出来る為、飛行機好きエンジニアとしてはメリットしかありません!

旅行費用と取得FOP/レグ数

旅費総額

航空券:102,860円
交通費:18,930円
宿泊費:12,000円
外食費:10,000円
その他:5,000円
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計:148,790円

取得FOP/レグ数

  FOP  レグ数
伊丹空港コウノトリ但馬空港6041
コウノトリ但馬空港伊丹空港6042
伊丹空港羽田空港1,0403
羽田空港三沢空港1,7644
三沢空港羽田空港1,7645
羽田空港伊丹空港1,0406
伊丹空港コウノトリ但馬空港6047
コウノトリ但馬空港伊丹空港6048

青森県 三沢空港へ向かって離陸

それでは早速ですが、最寄りの伊丹空港へ公共交通機関で向い、但馬タッチをこなし、昼前には三沢へ向かって離陸です。

発着ゲート近くには、J-AIRが導入予定の国産ジェット旅客機 MRJの模型が展示してありました。

2022年現在、コロナ禍による影響で開発凍結していますが、是非とも頑張って欲しいですね。

旋回上昇中@伊丹上空
三沢空港着陸前の青森県上空

うまみは関西出身ですので東北地方を訪れるのは初めてでしたが、上空から見る東北地方は思っていた以上に広大でビックリしました。

八戸市「みろく横丁」を散策

三沢空港着陸後、空港レンタカーで八戸市へ移動し、付近を散策しました。

うまみは昭和を知りませんが、昭和の雰囲気をそのまま残したような街並みで、コロナ禍ですが飲み歩く人々で賑わっています。

十和田バラ焼き

青森県で有名なイカやバラ焼きを堪能、八戸市の繫華街の雰囲気を知る事が出来ました。

翌日は、館鼻岸壁朝市を観光し、太平洋を眺めながらの朝珈琲、朝市の海鮮や野菜はスーパーより安く、近所に住んでいたら是非とも活用したい仕組みですね。

近くには蕪島神社という「ウミネコ」の繫殖地もあります。東日本大震災では、神社への階段の途中まで浸水した表示があり、町全体が海面の下に入る高さで驚愕しました。

御朱印はコロナ禍の影響で書き置きのみとなっており、直筆に拘るうまみは丁重にお断りし、再び来る理由としました。

航空の町、県立三沢航空博物館へ入館

青森の林檎を持つ米国人パイロットのパングボーン氏とハーンドン氏

太平洋戦争より10年以上前の1931年、太平洋無着陸横断飛行を敢行したミス・ビードル号の歴史と共に「県立三沢航空博物館」が三沢空港に隣接しています。

飛行機好きエンジニアとして立ち寄らない訳にはいかないと感じ、開館時間前に到着、夏休みの子供達と共に入場待ちに並びました。館内は子供達が遊べるような体験型のアトラクションが多く、家族旅行の行先としては良い候補だと思います。

太平洋無着陸横断のビートル号
JAC社のYS-11

うまみは、ビートル号のレプリカや奈良原式2号飛行機、国産初の旅客機YS-11等、順次見学。

博物館の最奥は、HondaJet初号機(試験機)の専用展示スペースとなっていました。

翼前縁/ファンカウルにはポリッシュスキンを採用
主翼桁一体削出工法

主翼上面という独特なエンジン配置、主翼アルミ構造一体削出工法、一体成型CFRP胴体、ポリッシュ仕上げの前縁やファンカウルは「HONDAブランディング」への気概を感じました。

一体成型CFRP胴体とか、製造/運用中に何かあった時の補修を考えるとチャレンジング過ぎ・・・。

三沢航空博物館 場外展示機

博物館を後にすると、米軍機が轟音を響かせながら離着陸していました。
そういえば日本で最初のF-35A配備も、ここ三沢基地ですね。

騒音問題、落下物、低空飛行、日米地位協定等、問題は山積ですが、「航空基地がここにある。」という事によって平時/有事共に守られているものもある。と感じました。

原子力の町、六ケ所原燃PRセンターへ入館

新規性基準対応工事中の日本原燃 六ケ所再処理工場

青森県下北半島の中ほどにある六ケ所村。
原子力関連施設が立ち並ぶ村なので、税収豊かでインフラは整っていました。

うまみは、東京電力HD集中投資を行うにあたって原子力関連の知識をインターネットから学びましたが、それが正しい知識/理解なのか、基礎から学ぶ為にも、今回六ケ所原燃PRセンターを訪問しました。

日本原燃 六ケ所原燃PRセンター内 燃料プール模型

原子力エネルギーの成り立ちや危険性、原子燃料サイクル、実際の再処理工程が分かりやすく説明されており、ポンコツうまみでも充分理解する事が出来ました。

分離工程イメージ

再処理過程のウラン・プルトニウム分離工程は、一端のエンジニアとして「よくこんな事を思い付くな・・・」と、勉強になります。技術伝承が危ぶまれている原子力技術者に脱帽です。

子供向けの体験コーナーも多く入館から見学料等一切かからなかったので、青森県を訪れた際はオススメスポットです。

また、展望室から見える日本原燃 六ケ所再処理工場は、順次原子力新規性基準への適合工事を進めているとの事で、その規模は筆舌に尽くし難く、ここまで国富を投下して作り上げるのは国家として覚悟と決断が必要だと肌で感じました。

直近、日本原燃から使用済み核燃料の再処理工場について、完成延期が確実と示唆されています。

増田社長は29日の定例会見で、「来週には竣工目標まで2か月を切ることから、審査の状況を踏まえて、今後の見通しについて検討したいと考えている。延期も視野に考えないといけない時期に来た」と述べ、延期を検討する考えを示しました。

延期した場合の期間については「2年も3年もかかるものにはならないとは思う」と述べた一方で、数ヶ月程度にはとどまらないという見通しを示しました。

青森NHKWEB 2022/7/29 日本原燃 増田社長記者会見より引用

うまみとしては、この再処理工場の”完成”と”稼働”が「原子燃料サイクル」を日本国内で完結出来るかどうかのキーポイントとなるので、引き続きモニターしていきたいと思います。

本州最北端の地、大間港、そして霊場恐山

本州最北端の碑

どうせ青森県を訪れたなら、一度は本州最北端の地へ行ってみたいと思い、鮪を目指して北上しました。海岸線をゆったり走るのは、丁度良いドライブとなり、無事に大間港へ到着。

大間まぐろ丼@お食事処 かもめ

台湾周辺から泳いで北上してきた鮪達は、ここ津軽海峡で捕獲され、うまみが有難く頂きました。
付近には同様に大間鮪を食せる処がありますので、全店舗制覇したいですね。

一杯で十分お腹いっぱいになりました。

本州最北端の帰路は、三途の川を渡って霊場恐山に立ち寄り、神秘的な雰囲気を肌で感じました。

恐山の積み石と風車

日本三大霊山の一つでもあり、死者の供養の場でもあります。
所々に硫黄が噴出しており、独特の匂いが充満していますね。

周辺の積み石ですが、親より先に亡くなってしまった子供達が、その罪により地獄に落ちた後、罪を償って成仏する為に自分の背丈より高く石を積む必要があり、コツコツ石を積んでいるとの事。定期的に地獄の鬼が石を崩しに来るので、結果的にいつまで経っても地獄で苦しみ続ける。という救われない話です。

ただ、実態は亡くなってしまった子供達の供養の為、その遺族の方々が積んでいるという事でした。
周辺にある風車も、あの世で子供達が遊べるように。という願いを込めてのものです。

宇曽利山湖

原因が何であれ、未来ある子供の死ほど遣り切れない事は無いですね・・・。

恐山の言葉通り、地元では心霊スポットとして有名だそうです。そこら中が地獄ですし。
しかしながら、うまみは俗世から距離を取り、“死”と向き合える場所。と感じました。

是非、足を運んでみて下さい。

最後に

今回の旅路では、無資源国である日本が国富流出を防ぐ為、原子燃料サイクルの自国確立を目指しているという事を実物で学ぶ事が出来ました。

高速増殖サイクルは技術的に難しいかもしれませんが、軽水炉サイクルは既に確立した技術であり、仏国/英国に頼っていた再処理を独自で実施出来るようになれば、再び日本の原子力発電は安定的なベースロード電源として機能していくと確信しました。

また、関西出身のうまみは東北地方をイメージでしか理解していませんでしたが、土地の雰囲気、食文化、信仰等、良い思い出を作る事が出来ました。コロナ禍明けに再び訪れる時を楽しみにしたいと思います。

ではでは、親子丼うまみのJAL修行でしたっ。

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