2015年8月、うまみはレンタル原付バイク(50cc)で颯爽と屋久島を走っていた。
尚、天候は台風による豪雨であり雨合羽に打ち付ける雨粒は容赦なく貫通し、下着までビショビショである。
レストラン 屋久どん
ギリギリで運航していた鹿児島からの高速フェリー内で今日の野宿地を見繕っていた。
到着次第すぐに原付バイクをレンタルし、さっそくテントを設営場所へ移動。
テント設営を開始したが、台風の影響で風が強く1人用の簡易テントはバタついている。
しっかりとペグで固定し、雨をしのぐ様に近くのレストラン “屋久どん”さんに避難した。
レストランの中で温かい屋久島うどんと珍しい飛魚の姿焼きを注文し、台風が通過するのを待つ。
温かい屋久島うどんの鯖節は、風雨で濡れた身に染みてとても美味しかったです。
雨が止むまでここで雨宿りしていきな~。という店員さんの優しさに甘え、しばらくレストランでツーリングまっぷるを眺めながら過ごし、雨風が収まってきたので日が暮れる前にテントに潜り込もうとお礼を言ってレストランを後にしました。
明日は早朝から屋久島最高峰宮之浦岳、そして世界遺産屋久島の代表格である縄文杉への縦走なので。
屋久島安房 番屋峯キャンプ場
キャンプ場所に戻ると、うまみのテントは台風により見事に吹き飛び、骨格がバラバラに折れ、近くの木々に無残にも飛び散った状態で張り付いていました。
これこそ屋久島、大自然の力、人間なんてものはちっぽけな存在である。
夜の寒風を凌げ、温かい布団で寝れることがどれ程幸せなことか・・・思い知らされます。
そんなこんなで急いで原付バイクを走らせて閉店直前のキャンプ用品レンタル店に駆け込み、何でもいいので今日寝れるテント下さい。というアホな旅人を露呈したうまみでした。
屋久島より満天の星空を
日が暮れたあと、懐中電灯を咥えながら今日の寝床を組み立てる。
ほんとに危なかった。あともうちょっと遅かったら公園のベンチだった。
無事に今日の寝床を確保し、寝る前に温かいココアを作る。
見上げると台風が過ぎた後の夜空は夕方までの暴風雨と打って変わって澄み渡っていた。
雨水でカメラが壊れてないかの確認も含めて満天の星空をパシャリ。
今日はそんな思い出深い1枚です。
親子丼うまみ
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