皆さんお疲れ様です。親子丼うまみです。
本日は、家庭用のエアコンを購入する際にエンジニアのうまみが「ん?!」と思って調べてみた結果を共有したいと思います。
是非、エアコンを買い替える際は参考にしてくださいね!
結論
まずは初めに結論です。
◆エアコン購入時の〇〇畳用という表記は参考にならない。
◆エアコンを購入する際は、まず要求性能を定義し自分で必要能力を算出すること。
◆要求性能に合致するエアコン型番を選定した後、対象エアコンの「工務店向けモデル」の型番でネットストアで購入すること。
以上の注意してエアコンを選定すると、数万円単位の節約術となります。
エアコン購入検討
極寒の冬、うまみの部屋にはエアコンが無かったので、友人からデロンギのオイルヒーターを借用してヌクヌクしておりました。
翌月の電気料金を見て、危なく目の玉が落ちるところでした。電気代めっちゃ高い…。
かくして、親子丼うまみのエアコン購入記が始まります。
欲しい能力は、
◆隣り合う8畳と12畳の部屋が、片方の部屋に設置されたエアコンで室温調整出来ること。
間取り的には引き戸1枚で遮られてるだけなので、実質20畳としてカウント出来ると思います。
20畳用のエアコンと考えると、予算は25万円以内に抑えたい所です。
これを要件定義として、エアコン探しの旅に出ました。
カタログスペックの読み解き
エンジニアの中では常識ですが、製品の能力をユーザーに示す際に自社製品が優れた製品という事を示す為、自社製品に優位な環境条件で出た数値を採用したり、チャンピオンケースを抽出する等を考えると思います。
エアコンの場合で考えると、冷やす又は温める空間体積を極限まで小さくし、断熱性を極限まで上げる事ができれば、理論上は部屋の体積分の全空気を一巡させるだけの消費電力で済みますよね。
(宇宙ステーションのモジュール内の空気を一括で入れ替えるみたいな…笑)
無論、そんなことをしたら嘘では無いにしても、カタログスペックが出ない謎の製品が世の中に溢れるので、法令により表記する性能を算出する環境条件が定められています。
家電を選ぶ時はカタログスペックだけでなく、「その数値がどういった環境条件で算出されたのか?」に注目しましょう。
うまみも一端のエンジニアですので、エアコンの能力設定に用いられた基準を調査してみました。
すると、、、
なんと1964年に制定された基準で表示されているではありませんか!
つまり、1964年の木造断熱性能皆無の条件で◯◯畳用などと謳っているという事です。
現代の断熱性能モリモリの部屋で換算すると、とてつもなくオーバースペックではありませんか…。
現在お住まいの部屋条件や断熱等級から最適機種を数値的に算出出来るサイトもありました。
地域別の熱損失係数(Q値)や外皮平均熱貫率(Ua値)、相当隙間面積(C値)等を知らなくても簡単に算出してくれるので、うまみも利用させてもらいました。
将来、一軒家を買う際は算出根拠として絶対知っておかないといけない情報ですね!
エアコン型番の謎
という事で気を取り直して、うまみ家の8+12畳に最適なエアコンは12畳用のエアコン1台で対応可能でした。うまみ家が古い賃貸で断熱性能がまだまだ低いのですが、高断熱の家だと6畳用で30畳に対応出来たりします。
ネット上で自動フィルター掃除機能等の付帯した機種を選定、価格は約19万円でした。
早速注文を…と思い、価格ドットコムで最終確認を行った際、謎の現象に出逢います。
同一メーカーでカタログスペックの数値が一緒なのに、型番が1桁違う機種が約11万円で存在しました。
ここまで価格差があるので、何か違うと思って調べましたがスペック上は全く同じなのです。
絶対ヤバイやつやん…訳あり品とか、実は中古品とか、そういうやつかな…。
まぁ、一人で考えても解決しないので、素朴な疑問としてメーカー窓口に聞いてみました!
もしもし。親子丼うまみです。
いつもお世話になっております。(いつもの会社の感じで間違えた)
はい。こちらこそ、大変お世話になっております。(合わせてくれた?)
本日はどのようなご用件でしょうか?
実は、御社のエアコンを購入しようと考えているのですが、型番XXXXXと型番XXXXYの違いについて教えて頂けないでしょうか?
承知致しました。
確認致しますので、少々お待ち下さい。
〜 A few minutes later 〜
お待たせしました。
それは、家電量販店用と住宅設備用の違いで、型番が違っています。
あ、向け先により型番を分けているという事ですね。
ちなみに製品性能に違いはあるんでしょうか?
両者に性能の差はありません。型番の違いのみになっております。
型番XXXXXについては、主に家電量販店様向けになっており、
型番XXXXYについては、主に工務店様向けになっております。
以降、価格差が付く理由、サプライチェーン等、説明してくれました。
なるほど…。丁寧な回答ありがとうございました。
大変分かりやすかったです。購入させて頂こうと思います!
いえいえ、ご質問ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
つまり、同じ性能でも家電量販店向けモデルと住宅設備用モデルで価格差があり、時に倍以上の値段差がついているという事が分かりました。
購入はネットストアにて
ここまでの事前情報が頭に入った状態で、いざ現物確認です。
念の為、家電量販店に赴き、デザインの確認と他にオススメ機種が無いか散策に出かけました。
何かお探しでしょうか?
(必要なら話し掛けるから、話しかけないで〜泣)
〇〇メーカーのエアコンで、8+12畳の部屋で使いたくて探しに来ました。
それだと20畳以上のこちらのエアコンになりますね。
価格は28万程度ですが、もう少しお安く出来ますよ。
今在庫ありますので、購入頂ければすぐにでも工事日の調整に入れます。
(オーバースペック推してくる来るやん…。しかも、高いやん…。)
ありがとうございます。他のやつも色々見て回りますので、決まったら声掛けますね。
やはり、家電量販店には工務店向けモデルは置いてなかったです。
うまみが欲しい型番の現物デザインは気に入りましたし、他に心惹かれる機種も無かったので、その日のうちに自宅でネットストアで発注しました。
設置工事費用込みで12万円台と、想定よりかなり安く購入する事が出来ました。
後日談
無事、設置されて稼働してみると、当初想定通りに2部屋とも暖かく心地良い空間になりました。
電気代もオイルヒーターの1/3まで下がり、大満足です。
そして数週間後、、、
うまみくん
ちょっと転勤してもらう事になったから、次の勤務地で頑張ってね。
設置後、1ヶ月も経たずに取り外すという意味不明なムーブをしなければならない雇われサラリーマンは辛い!
エアコン等の家電を購入する際は、時期や流通の裏側を意識すると、節約になると思います。
長く使っていく高額家電は、特に意識して事前調査を行うようにしましょうね!
以上、親子丼うまみでした!
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