お疲れ様です。
嫁が生み出した謎の生物、親子丼うまみです。
本日は、友人が知らない中国人女性の方からオススメされた投資を紹介されましたので、遊び半分9割で深堀していきます。
2021/11/24追記:現在はtesco78.top、tesco89.topへ移転しているそうです。
2021/11/30追記:現在はtesco98.com、tesco98.vipへ移転しているそうです。
2021/12/6追記: ck32.topにて、日本人参加者が1000人を越えました。
2021/12/21追記:怪しげなリチャージキャンペーンが打たれました。
2021/12/23追記:出金停止となりました。
tescoとは?
うまみは無い味噌なので、このアプリの説明を理解出来ませんがアプリを開いてアプリ内の説明文を簡単に要約しますと、
本プラットフォームは、第三者人工知能マッチング注文プラットフォームであり、プラットフォームは楽天、Amazonなどの大型ネット通販プラットフォームと協力してブロックチェーンコア技術の革新発展の為にスマートシステムを通じて業者注文をプラットフォームユーザーにマッチングさせ、大手業者のプラットフォームでの販売量と信頼度を高める。
Tesco 富の道を開きますより引用
どうやらプラットフォームで楽天やAmazonの販売量と信頼度を高めるために注文代行を行う事で手数料を配当金として貰えるビジネスという形ですね。
第三者人工知能マッチングってなんだ・・・?ブロックチェーンのしかもコア技術だと・・・!しかも楽天やAmazonが協力しているとな!
プラットフォームは紹介方式で、紹介された人は紹介した人から届くURLから登録していく形です。
ログインすると日本向けなのでしょうか、綺麗なホームページが表示されます。
ここから、先ほどの注文代行や入出金、友達の招待等を行っていく形なっています。
ちなみに注文代行の上限は60回/日です。
tesco UI考察
ここでは、Tescoの仕組みを注文時のユーザーインターフェースを見ながら確認していきます。
私の総資産・・・現在の口座残高です。
昨日の収益・・・昨日の注文代行60回の結果、得られた利益の記載がされます。
今日の収益・・・当日の注文代行60回の結果、得られた利益の記載がされます。
凍結金額 ・・・同一口座で配下を招待した際に運営側が損しない様一部資金が出金停止となります。
既に単数を・・・当日の注文代行回数の結果が表示されます。
チーム報酬・・・自分が紹介した人の利益に応じて加算されます。
非常にシンプルな作りであり、高校生のプログラミングの授業でも作れてしまう様なサイト設計となっています。
尚、自動注文を押下した場合に表示されるAmazonや楽天の商品ですが、同一商品は存在していますが値段の変化に追随していないので、システム的にとある日時のタイミングで抽出したデータを使い回して、あたかも”仕事”をすることで”報酬”を得ている印象を与えます。
運営者による朝令暮改ルール
<登場人物>
開発元・・・Tescoサイトの開発/保守/運営
運営者・・・Tescoピラミッドの頂点
管理者・・・運営者に隷属するユーザー
一般者・・・招待されて入るユーザー
恐らく本サイトをご覧頂いている方々は、勧誘されていたり、実際にチャージしてしまった方と考えています。その際にLINEグループに招待されなかったでしょうか?
Tescoは、組織の中に管理者区分というものがあり、一般者をLINEグループに招待した後に、Tescoの運営ルールを都度、管理者から一般者へ告知するスタイルを取っています。
管理者は運営者から直接別のVIPグループに招待されており、そこで招待人数の目標値やチャージ額の上限、各管理者配下の状況がチームレポート等でシェアされていきます。
なぜLINEなのかは推測ですが、LINEはID登録時に電話番号(SIM)によるSMS認証が必要なので、悪意ある一般者が自分で自分を招待する事を防止する狙いがあると考えます。
そもそも、ここで疑問に思いませんか?
何故、Tescoのサイト上に都度ルールを記載せずにLINEで告知するのか?
このTescoというサイトは、サイト開発者と運用する運営者は完全に別個で独立しており、開発元はサイトの保守、ドメインの移行、入出金口座情報の変更、出金入金処理を淡々と進めています。
そして運営者は、本サイトを”リース契約”なのか”購入”なのかは定かではないですが、このサイトの仕組みを利用して自身の下に管理者を置きながら広めていくという手法です。
つまり、システム的には何の制約もかけれない為、管理者を置いて言う事を聞かせるスタイルを取っています。
問題なのが、この管理者は運営者に隷属した元一般者であり、実際に運営者と共に集めた下層ユーザーのチャージ金から利益を上げる事が出来るという点です。
そして、朝令暮改ルールは徐々に招待人数によるチャージ額の上限を上げたり、一定間隔でキャンペーンと謳って高額チャージや招待者を募る事で、システム全体の総資産を底上げしていく形を取っています。
複数ドメインが同時に動くと、人数が増える速度が速い所や遅い所が出るので、それぞれに適正な上限や招待人数の目標値を与えて規模を大きくしていく為に、あえて統一サイトには反映しないのでしょう。
最終的には、運営者と管理者で山分けという事が行われるのではないかと考えています。
ここで管理者にも分配しない運営者総取りのパターンも想定出来ると思いますが、管理者達は搾取する側に立っていると勘違いして気付かないでしょうし、かの国なら本当に・・・と思ってしまいますね。
杜撰過ぎる管理体制
これは各ドメインを管轄する運営者によって違います。
※うまみの知らないドメインではシステマティックに管理されているかもしれません。
うまみが調査したドメインの運営者については、後述する調査結果とポンジスキームを理解出来ていないのでは無いかと疑うほど杜撰です。
前述した開発会社と運営者が独立している為、今自分のドメイン/チームにいくらチャージされて、いくら配当を出しているのか分からないと破綻ポイントを見分ける事が出来ません。
それを行うのが、LINEグループに対する日々の戦果報告の写真貼付という仕事です。
つまり、この貼付された写真を全て見て表計算なり何なりに手入力して、チャージ金額と配当金推移、現在のチームの総資産グラフを作ってるのです。
無論、人数が増えれば貼付しない人や虚偽申告をする人が現れるでしょう。
もはやLINEグループのアカウント名とTesco内のアカウント名の紐づきが分らずに、一般者に聞き込みをしている始末です。
こういう所が本当に企業同士が激しくしのぎを削るビジネスの世界で日利6%を稼ぐビジネスをやっていると思いますか?
whois情報調査
それでは遅くなりましたが、今回の対象ドメインを探っていきましょう。
ちなみにうまみは下記サイトを利用しました。付随情報も見やすくて大変助かります。
whois情報から分かる事
まずはそのサイトがどこの国に本拠地を置いているか確認します。米国ですね。
CLOUDFLARENETさんがドメインのホスト会社となっています。
つまり、米国のドメインサイトでドメイン名を取得したんですね。
次に、このサイトの登記簿的なもの、登録日や更新日、ドメインの期限を見て行きましょう。
新しいサイトであることが分かります。しかしながら、ドメイン契約をする際の契約上の最短期間である1年契約となっており、このサイトを長く続ける気は無いのかな?と感じますね。
ちなみに本サイトを運営する方は、zhangzhifengさんです。
拠点国は中国ですね。米国じゃないんかーい!
zhangzhifengさんの運営するサイトを見ると、沢山ありますね・・・。
tesco11に似たような名前のtesco55やtesco33の3件と、その他ck32.top等のck系列が13件ですか。
というように、whois情報ではドメイン所有者の情報を色々調べる事が出来ます。
ちなみに2021年12月時点で稼働しているドメインは、気付いちゃったのか運営者は非公開となっていました。
類似案件調査
VBAによる総当たり検索
という事で、類似ドメインをVBAを使って総当たりで調べていく事にしてみました。コードは簡単なのでGoogle itでお願いします。
A列に”tesco1.top~tesco999.top”や、”ck1.top~ck999.top”を入れて、IE操作とLoop処理で順番に開いて中身を確認し、内容を転記する処理を入れて1時間ほど走らせてみました。
結果は数十件のサイトがHitしました。検索結果をVBAでwhois情報検索に入れ込んで、さらに内容を転記してくる処理を作って走らせてみました。
関連ドメインのwhois情報検索
実際存在してきちんと運営しているサイト(恐らくイギリスのTesco社さん)もあるので割愛しますが、気になったのは下記です。
317件の類似サイトを運営している方が・・・一体何があったんですか!
しかも、それぞれ名前に統一感が無く、日本語読みで読めるようなものもチラホラ・・・。
そして、何個かピックアップして見てみるとサイトのステータスが、”法的要求によって保留又は削除が要請されている状態“ですね。ちなみに全てトップレベルドメインは安定の中国です。
類似案件の被害者ブログ
上記の類似サイトを色々調査していると、ザンビアで”e-tesco”というtescoとユーザーインターフェースがまったく同じで仕組みもまったく同じものが流行していたそうです。現在進行形でもありますが・・・。
簡単に要約すると、プラットフォームの仕組みは新しく紹介される人のお金で生き残っている事、莫大な資産を投じている人もプラットフォームが消えるとその資産を失うという事。
つまり、多額のお金をねずみ講式に集めて、集めたお金から配当金を渡す事で信用させる。
そして、どこかのタイミングで預けているお金を持って閉鎖するという算段です。
その方が最後に残してくれたアドバイスです。
By the way, these are just some pyramid schemes and they fall under the category of “scams” they have no proven way in which the money is made nor do they have offices.
引用元: https://keithrainz.me/etesco-in-zambia-review/
やはり、ここまで調べてきたうまみの見解と同様で、”詐欺”に分類されると見ていますね。
調査結果
うまみの個人的見解です。当該アプリを咎めるつもりは一切ありません。
が、うまみは詐欺サイトだと確信しています。
ちなみに今回調べて初めて知ったのですが、ポンジ・スキームという手法だそうです。
詳しく知りたい方はwikipediaへ!
本Tescoによる注文代行は日利6%です。しかも複利で増えていきます。
これは米国のS&P500に投資して1年で得られるかどうかの利回りですので、それを1日で得るのはとんでもないことです。
そういう事を考えると、明らかにおかしいと思いますが、実際出金出来たりすると信用してしまいますね。
こういう所から海外に国富が流出し、弾道ミサイルになって返ってくるなんてことに・・・。
平和ボケした日本人はカモネギだぜ!と、ならないように気を付けていきましょう!
Tescoの前身を調べる事で、今後どうなるのか推測出来ると考えて調べてみました。
興味がある方はどうぞ!
ポンジスキームの終わり方を調査すると、どういう兆候があるのか分かると思い調査してみました。
tescoが飛んだ後に資産は取り戻せるのか?調査してみました。
親子丼うまみ
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